NJM3414で単電源ヘッドホンアンプの作成

前に作ったTA1101B+UAC3552Aのモジュールのヘッドホン出力がかなり弱いため、何らかのアンプで増幅してやろうということで作成してみました。
TA1101B+UAC3552Aのモジュールには5Vが供給されています。その他の部品も5Vで動いてもらった方が余計な回路を作らなくて済みますし簡単です。

適当なアンプといえばLM386とかが挙がると思いますが、ここではOP−AMP(演算増幅器)を用いてヘッドホンアンプを作ります。

OP−AMPによるヘッドホンアンプといえば・・両電源使用のアンプを用いることが多いですが、これらは基本的に単電源で動かすにはどこかに正負の電圧を作る回路を作りこむ必要があります。
これはそんなに難しい回路ではありませんが回路面積が増えてしまいます。
しかも5Vでは少々電圧不足になるようです。
※巷では9V又はそれ以上の電圧から正負(+−4.5Vとか)を作るのが一般的なようです。

そこで単電源アンプの登場です。
単電源アンプはその名の通り、単電源で動いてくれますので基本的に正負の電圧を作る回路が不要になります。
※単電源アンプを両電源で動かすことも可能

ここでは3V程から動作し、高出力電流(70mA)の単電源OP−AMPであるNJM3414ADを使用しました。
NJM3414ADは秋月電子さんにて容易に購入できます。


↑NJM3414AD 一つのICパッケージ内に2つのアンプが組まれている。

回路図
下に今回作ってみた回路を示します。
一つのICに2回路入っているので一つ目をメインの信号増幅(電圧で10倍)、2つ目はバッファのつもりとして使います。通常バッファ回路はトランジスタなどを複数個使って別に設けるのですが、元々このOP−AMP自体が電流を多く出せるものですし、トランジスタでバッファ回路を作りこむスペースが無かったので2つ目のアンプを増幅率1倍としてバッファのつもりにしました。
※回路中の0.01μFはハムノイズ除けに付けたものです。環境によっては取り外しても構いません。
※図にあるとおり、片チャネルで一つのICを使っています。L,R両チャネルで2つのICが必要です。
※当方はこの回路で作成しましたが、改良点、明らかな問題点を見つけてしまった場合は各自でどんどん直してより良い回路へ仕立て上げてください。

回路図はクリックで拡大。

回路面積を結構気にしてきましたが、実際に作った回路がこんなものなので・・
コンデンサなんかの大きい部品がはまりきらなくなってしまって結局裏面実装(かなりいい加減)になってしまってます。
電源部の雑音がちょっと怖かったので今流行の固体電解コンデンサを気休め程度に付けてみました。
↓回路表面                    ↓回路裏面


音質はといいますと・・単体ではノイズはとりあえず気にならないレベルでした。

他の機器を繋ぐとその機器のラインから出るホワイトノイズを拾ってしまうことがあります(ゲインを少し大きめに取ってあるので仕方ないといえばそうなのですが。。ぁ、過密実装と過密配線がノイズ拾う一因になってるかも・・)

音量については文句なしにガンガン出ます。入力にもよりますが少々うるさいくらいです。標準的な32Ωとか16Ωのヘッドホンならば問題なく鳴るでしょう。

このあとこの回路以前作ったTA1101B+UAC3552Aのアルミケースの中へ組み込みました。

特に問題なかったので今回はこれで終了です。


戻る