秋月 NS73Mの動かし方

少し前に販売が開始されたFMトランスミッタモジュール(NS73M)をPICマイコンを用いて駆動させてみた。

NS78Mとは:
新潟精密によって作製された、組み込み機器向けのFMトランスミッタモジュール。
パッケージは7x7mmと小さいが、回路がディジタル化されているため、周波数安定度はかなり良い。
又、I2C又はSPI通信によってこのモジュールを制御することが出来る。

今回は、PIC−16F88を用いてNS73MをI2C方式で制御する。
又、そこらで販売している既製品FMトランスミッタには無い細かい機能が設定できるよう、ボタンとキャラクタ液晶を搭載することにした。

作成の手順

まず、組み立てるべき回路を図で示す。PICのピン配置はプログラムのソースファイルを書き換えて、各自コンパイルすることにより変更可能である。
補足:
LCD(キャラクタ液晶)は4ビットモードで゙接続。(液晶モジュール付属の取説を参照)
PICピンB7:液晶側データビット7ピン
     B6:液晶側データビット6ピン
     B5:液晶側データビット5ピン
    
B5液晶側データビット4ピン
     B3:液晶側Enable Signalピン
     B2:液晶側Register Selectピン
     


PIC16F88に入れたプログラムは以下にてダウンロード。
NS73M制御プログラムの仕様:
A2ピンのスイッチ:L(周波数調整/左)ボタン
A5ピンのスイッチ:R(周波数調整/右)ボタン
A7ピンのスイッチ:A(決定/設定)ボタン
A6ピンのスイッチ:B(キャンセル)ボタン
送信周波数:84MHz〜108MHz
変調:ステレオ/モノラル
出力:2mW(最大)


操作の仕方:
起動後以下の表示になったらボタン入力が受け付けられる。
”87.5MHzソウシンチュウ”
”Tx-PO=1.0mW”
この画面の状態でL又はRボタンを押すと、送信周波数を変更できる。
又、Aボタンを押すと、設定画面に入ることが出来る。

設定画面では、TX-PO , InputLv , Enphasis , Sub-C の設定が出来る。
L又はRボタンで項目の選択、Aボタンで決定、Bボタンを押すと設定を抜けることが出来る。

各設定の説明
TX−PO:送信出力が0.5、1.0、2.0mWの中から任意の出力に変更できる。デフォルトで1mWとなっている。
InputLV :音声の入力感度を100、140、200mVの中から設定できる。デフォルトで140mVとなっている。
Enphasis:プリエンファシス(高音を強調して明瞭な音にすること)の設定ができる。50、75μs、無しから選べる。デフォルトは50μsである。
※75μにすると高音が強調される。無しにすると音がこもったような感じになる。
Sub-C :FMサブキャリアを送るか送らないかの設定が出来る。デフォルトはONとなっている。
※OFFにするとモノラルで送信されるようになります。ONでステレオ送信です。

プログラムダウンロード
CCS−Cソースファイル(各自でコンパイル)

コンパイル済みHEXファイル(ライタで書き込むだけ)


※このプログラムでは、LCD制御にlcd_lib.cを使用しています。
※Cソースファイルは各自変更していただいても構いません。新機能を付けたり、他のPIC用に移植した場合は、貴方の名義で公開しても構いませんが、ソースのどこかにこのページのデータを参考(又は改造、アレンジ)したことを明記してください。

完成回路例
作成した回路の写真を以下に示します。






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